【Team京都 新中国だより】20240229
2024年3月2日
お世話になります。安倍@上海です。
中国の”今”をリアルタイムで発信するTeam京都中国だより~です。
出来るだけ定期的に情報発信して皆さんに中国をもっと知ってもらおうと思います。
上海に戻ってきました。今回は結構長く日本に居たため久しぶりの感じさえしました。
上海に戻ってから直ぐに天津と瀋陽に行きました。どちらも上海に比べ北の方なので少しあったかくなってきた上海とは違い今も気温は氷点下です。
今回はそんな中国東北部瀋陽の紹介です。
瀋陽には「二人転」と言う漫才に似たものがあり日本で言う吉本新喜劇のような劇場で行われています。中国に詳しい方は京劇を見る劇場と言えばイメージが付きますが1000人くらい軽く入る大きな劇場です。
僕は見るのは2回目ですが相変わらず満員です。これを毎日やっているのだからすごいですよね。
価格は出演者にもよるのかもしれませんが40元(800円)ぐらいです。
チケットに席番号が印刷してありその場所に座ります。映画のチケットと同じ仕組みで部屋入口に3D眼鏡ならぬ振るとパチパチ拍手するやつが置いてありそれをもって席に着く。開演時間は19:30-22:00です。
二人転は基本的に男女1組で構成されていいて、噺、踊り、歌を混ぜ合わせるものが多く基本的に爆笑系です。前回見たのは男女関係のネタが多かった記憶があるが、今回はあまりなかったような気がします。
あまり詳しくないので説明が難しいのですが、最初は男1人で出てきます。そしてお客のせながら雑技団的なことをする人や歌を歌う人もいます。後半になって女性が出てきて2人の掛け合い漫才みたいになります。
一緒にいったやつはゲラゲラ笑っているので相当に面白いのでしょうが僕は流石にこの中国語には全くついていけません。(じゃっかん東北弁なのか)日本でもそうですがこういう芸人は基本的に早口でテンポよく話すので全然追いつかない。わかるのはジェスチャーが入っている1/10以下です。
そう言えば昔社員が日本に来た時テレビで漫才見て笑っていたやつがいたが、あいつはすごいやつやったんだ。
その二人組が7,8組でてくるのかな、内容も多彩で面白いです。話しの内容が全然わからないので日本のエンタメと比べて見ていると、入場してから開演まで30分ほど時間があり舞台正面に大きなQRコードが出ている。それを電話でスキャンするとスピードくじをするかと表示が出る、1回20元。とりあえずやってみたら3等があたった。当たりは1等から4等で3等は白酒2本セットだった。白酒を取りに行って一緒に言ったやつにあげる。お金を出してくじをする人が1000人中何人いるかわからないが当たりが全部で100人ほどだったのでどう転んでも儲かるように確率決めていると思う。
芸人の内容は歌や踊りそれぞれですが必ず「笑い」が入っている。また舞台横でお囃子?みたいに音楽を入れる人が3人いるのだが、この人たちが芸人に突っ込む掛け合いもやっていて、最後は色々な出演者が一緒になって芸をするようなこともあり大変楽しめました。
中にはイケメン歌うまの男性4人組が出て来てこれは日本で温泉回って演歌みたいなうたってる何とかGroup系かと思いきややっぱり後から4人の女性が出て来て踊りを披露する流れでした。人影を使った踊りでカッコよかった。
東北の厳しい寒さの中、娯楽が無かったためこのような演劇が流行ったのかもしれません。
最後に演目が終わりみんなが一斉に出ていくのですが、そこら中にひまわりの種やらゴミやら散乱していて、まだこのあたりの民度は高くないような気がしました。
ではまた。
今年は日本の正月、中国の春節と来年?)の春節休みは2月10日から17日の連続8日間なのですが、2月4日と18日は振替の出勤日となり実質は6日間になります。
昨年までと違うのは大晦日が出勤日となっていることです。今年は春節前日も仕事日になっていて何かちょっと変な感じで日本人も同じじゃないでしょうか、12月31日普通に仕事してその夜が明けると正月って。。
まぁただ地方から出て来て上海で働いている人は故郷に帰郷します。春節は故郷で迎えると言う人が殆どです。
その人たちは列車やバスで24時間とか30時間とかかけて故郷に帰る人たちも多く大晦日の仕事が終わってから移動なんてありえない。
多くは大体一週間前、早い人は二週間前ぐらいに故郷に帰りだす。そして戻ってくるのも正月15日を過ぎてから帰って来るのでtotalすると1か月ぐらい休むことになる。結局春節前後二週間ぐらいは仕事にならないと言うのはこのような原因です。
ではまた。