【Team京都 新中国だより】20230210
2023年2月12日
お世話になります。安倍@上海です。
中国の”今”をリアルタイムで発信するTeam京都中国だより~です。
出来るだけ定期的に情報発信して皆さんに中国をもっと知ってもらおうと思います。
上海の景気感
春節も終わり、田舎に帰っていた人も戻ってきて通常モードになって来た上海です。
昨年のコロナ騒動は全く無かったことのように以前の状態になっています。
ほぼ毎日のようにお世話になったPCR検査BOXは撤去もせず置き去りにされたまま埃や落ち葉が積もっています。
日々の生活で最近感じた事ですが景気が一気に回復している。北国の短い春に一気に花が咲くように遅れを取り戻そうとする感じです。悪くはない。
仕事帰りに1人で回転すしでも食べて帰るかと思い(スシロー報道前)店の前まで行くと人だかりの順番待ち、え?なんでこんなに人いるんや、日曜日の夕方並みの人です。仕方ないのでサイゼリアでいいかと行くとそこもまた外まで並んでいる。
どちらも安いので人気店ではあるが平日にこんなに並んでいるのは久しぶりに見た。
とりあえず諦めてドミノピザのお持ち帰りに変更。
そう言えば最近朝夕の通勤渋滞がひどくなってきたと言うか昔に戻ってきた感があります。
隔離状態がひどかったので一気に解放されて反動が出ているのではないか。
中国のやり方は何かすごく圧力をかけて制限をかけ、その後一気に解放する。
すると、混乱してしまい制限がかかっていた時の方がマシとかいう人も出て来て、一瞬ごたごたするのですがその混乱はすぐに対応したり無視したりしながらいずれ解消していく。アメとムチを使ってダイナミック管理されているのが肌で感じる。
日本にいる時に政府(国)の政策に動かされている感じはほとんどなかった。コロナ対策にしても強制がないので他の人と同じようにするみたいなゆるく自主的な感じとは大違い。
そのダイナミックな発想で後先考えず四川政府が出した政策が話題を呼んでいました。内容は少子高齢化対策人口増加計画です。
この問題は日本も同じで、現在日本では子育て支援とかでお金を上げる上げないで議論していますが中国はすごいです。
出産と戸籍の切り離し、中国では結婚して子供が生まれその戸籍に子供が入るため母親、父親の記載が必要です。これを母親だけで登録が出来るようにすると言う内容で未婚の母を推奨しているとネットで叩かれまくっています。
結婚も子育てもかなりお金が必要で結婚をしたがらない若者が増えています(これは日本も同じか)それに加え貧富の差がとても激しいため、どう言う事が出来るかと言うとお金は無いけど子供は欲しいと言う人にお金持ちの人が子供を産ませる愛人関係が成立するという事です。そしてこの需要は確実に存在します。政府は愛人政策を推奨している騒がれています。
その後政府は「そう言う意味やないんや」とコメントしていますが、一瞬で全国に広まってしまいました。
ではまた。