【Team京都 新中国だより】20221124
2022年12月27日
お世話になります。安倍@上海です。
中国の”今”をリアルタイムで発信するTeam京都中国だより~です。
出来るだけ定期的に情報発信して皆さんに中国をもっと知ってもらおうと思います。
久々のお出かけ~
先日久しぶりに上海を出て浙江省の義鳥と言うところに行きました。中国最大のマーケットと言うかとにかく何でもあります。そう言えばTeam京都のノベルティもここで作らせました。
昔は長距離バスで5.6時間かかった記憶があるのですが、今は高速道路や新幹線も開通しすごく行きやすくなりました。
僕たちは今回高速道路で行ったのですが、3時間半くらいで着きました。
問題はここからで無計画で行った僕たちも悪いのですが少し前に上海ディズニーランドでコロナ陽性者がでて上海のいろんな場所が一時封鎖されました。その影響で上海=やばい場所となっており、上海から来たと言うと拒絶反応を起こします。
現地到着したら夜10時半でそこからホテルを探したのですが上海から来たと言うと止めてくれないところもあり、3件目で泊めてくれるところが見つかりチェックイン出来ました。
中国では健康コードなるアプリと移動確認と言うアプリがあります。
特に健康コードは重要でPCRの陰性証明にもなっており、陽性やPCR検査をやらないと色が黄色や赤色になったりします。
ホテルで聞くことは2つ、「外国人やけど泊まれるのか?」「上海から来たけど泊まれるのか?」
OKとなってから健康コードの確認になるのですが、これがまたややこしくて地域の管理になっていて僕の持っている健康カードは上海の健康カードで今回義鳥に来たので義鳥の健康カードを取得する必要があり個人情報を入力し義鳥の健康カードを登録すると義鳥市の管理下に僕が登録される。
外部から入っていた人は5日間で3回PCRを受けなくてはならなくて、高速の出口で止められ1回目のPCRをしているので、滞在者は大概3日連続でPCR検査をします。
次の日朝義鳥のマーケットに行く。マーケットと言ってもビルが立ち並んでいてバカでかい。駐車場に車止めてさあ入ろうとしたら例によって健康コードを見せろと言われ、どこから来た?の問いに「上海からや」と言ったとたん、「あ。上海から来たやつは入れん」と言われた。
門番のおばちゃんが言うにはこれはルールで上海から来た人はホテルも泊まれないはず。とのこと。いやいや昨日ホテルも泊まってるしと言ったがダメの一点張り。しょうがないので他の入り口に回ってみたがやっぱり断られた。
こうなるとどうしようもない。中国では「どうしようもない」と言う言葉を頻繁に使う。昔は「上に政策あれば下に対策有り」と言ってこういう場合、これは政府が決めたことなのでどうしようもない、でも横の門からは入れるかも知れない、1人10元かかるけどな。。。。と言うのが普通にあったが、近ごろはあかんものはあかんで本当にどうしようもない。
しょうがないので帰ることにしたのですが折角なので帰り道に紹興に寄って紹興酒でも買って帰るか。と車を走らす。紹興市について高速降りる時にやっぱりどこから来たんや?と言われる。ここは上海と言わず義鳥からやと言うと同じ浙江省のほぼ隣の市なのでスルーで入れた。
紹興には小説家魯迅博物館があるので行こうとして入り口で例によってどこから?上海!あ、上海から来た人はあかんねん。やっぱり。
要するに上海から来た人はデパートや観光地等人の集まる場所には入れないようだ。
ちなみに嘘をついてもさっきの移動確認アプリがあってそれを見せると2週間以内にどこに行ったかが記録されている。当然僕のアプリには義鳥と上海がのっている。
もうあきらめて上海に帰った。上海につくと高速出口で健康カードの提示を要求されるが僕らは上海の健康カードを持っているので普通にパスして上海に入る。
これで終わりではなく、その後毎日のように義鳥市から電話がかかってくる。
内容は「おまえ義鳥市に居るのか?」で「いや上海に帰った」「ほな良いわ、バイバイ」
ようは外部から入ってきた人は5日で3回PCRを受けないといけないのに受けてないので電話がかかってくるのですが自分たちの市に居なければ関係ないのでどうでもいい。ということになる。
今回書いてみてこの中国の健康コードによる管理が面白いので次回つっこんで書いてみます。
ではまた