【チーム京都ML】管理には何を測るか【TK001】
2025年1月18日
みなさま
林です。
前回の続きです。
加藤さん、いつも心強いお言葉ありがとうございます。
> 確かにモノづくりにおいても問題点を制御(コントロール)するために、何を測れば良いか(センシング)?を考え改善を繰り返していく
何を測るかというのもアイデアであり、イノベーションかなと思います。
本質的な点を見極めるということですね。トヨタでいうところのなぜを5回繰り返すという話にもつながっています。
社員を評価するとき、どういう質問をするでしょうか?
仕事を頑張ったかどうか、結果がどうかとか・・・仕事の大半はチーム力であって、個人だけで完結する仕事はあまりありません。
社員が本当に頑張っているのかどうか?努力しているのかどうか?社員への負荷(ストレス)をどのようにコントロールするかは本質的な課題です。
仕事に満足しているのか、上手くいっているのか、辞めそうにないか・・・ということを組織としては知りたいわけですが、バカ正直に尋ねても本当のことを言ってくれるとは限りません。
特に、上司(管理職)をどう思っているのか、意識的にせよ無意識にせよ、細かいウソが混じってしまいます。
そういうときは、嘘を言わなくても良い質問が適切だと思っています。
「もういちど一緒に働きたいか?」を尋ねる。5段階で評価です。3はどっちでも良い、5は是非一緒に働きたい、1はゼッタイ働きたくない・・・というわけです。
これはなかなか味のある質問で、ウソを答える必要がないのです。ですが、総合評価と言って良い。
商品・サービスでも同じですよね。「もう一度購入したいか?」は本質的な質問です。観光地とか飲食店なら、「もう一度行きたいか?」
・・・これ、夫婦関係とか彼氏彼女、人生そのものとかにも何にでも応用できます。幸せかどうか、満足しているかどうか知りたければ、もう一度同じことをしたいか聞けば良いわけです。
閑話休題。企業の話に戻します(無理やり・・・汗)
管理職とは何なのか、何を管理しているのか?(だいぶ、キレイゴトが混じります。一つの仮説です・・・)
「人を管理する」と思われそうですが、違うと断言したい。
管理職に適しているかどうかは、仕事ができるかどうかじゃない。だいたい、何を持って仕事ができるかどうかは判断できないと思います。
売上につながるかどうか、注文を取ってこれるかどうかではわからない。倫理や環境を無視することは現代社会では不可能です。
確実に数字に換算できる業務を行っているのはごくごくわずかです。
結局、そもそも自分を管理できているかどうか?が最大の判断基準だと思います。では、自分を管理するとはどういうことか?
毎日早寝早起きして、倫理観のある行動を取る・・・なんてことは人間だったらなかなかできません。何でも完璧な人間なんていませんし、簡単に堕落して怠けるからこそ「人間らしい」と思ってます。八つ当たりしたりやけ酒呑んだり、バクチ・オンナにはまるのも普通の人間です。そういうことじゃないと思います。
適切な場面で「感情=喜怒哀楽」を管理できるかということに尽きると思っています。
これだけ男女平等が行き渡っても、すぐ泣く人は社会的な信用を無くします。それが男性ならなおさらです。
「泣く」がダメなのなら、「怒る」も同様だと思います。すぐ怒るようでは、管理職とは呼べません。手が付けられませんから。
周囲の人間は物が言えなくなるし、話もできなくなりますよねぇ。すぐ怒る人には、周りもビクビクしてしまって相談もできません。
周囲の人間に気を遣わせるので、一緒に働くこと自体がストレスになります。
すぐ怒る、怒鳴りつける人を見ると、「いい加減にしろよ・・・」と誰もがココロから思います。怒らせるくらいなら、イヤでも従っておこうと思います。
怒ることで他人をコントロールしようとするのは、感情を管理できていない証拠です。
でも、怒る方は社会的に許容されることが多いんですよねぇ。なぜだろう・・・。
他にも、見分けるアイデアはたくさんありそうです。
次回は、思いつくままにそういうアイデアを書き並べてみます。